シャールとRPG34

たちき「タイトル通り、運命の物語ですよね。テイルズオブデスティニー
シャール「そのままじゃないですか。ボケるにしてももうちょっとひねってください」
たちき「あ、じゃあ……コホン『我は思うのだ。(中略)一篇の、運命の物語だったのかもしれんと』みたいな」
シャール「ディムロスさんの名セリフじゃないですか。というか、たちきがどんなに物まね頑張っても、置鮎さんのかっこいい声は出せませんよ」
たちき「わかってますよ。そうではくて、ディムロスのこのセリフにタイトルの意味が多分込められてるわけですよね」
シャール「そうだと思いますけど、そうではなくて具体的な内容は覚えてますか?」
たちき「主人公のスタンが、喋る剣・ディムロスに会って、最終的に世界を救うお話?」
シャール「なぜ疑問形なのですか」
たちき「だって、確か最初は士官目的で旅立ったはずが、ソーディアンマスターになった途端にあれよあれよと巻き込まれて、気が付けば四英雄と呼ばれていたんですよ。びっくりですよね」
シャール「ストーリー紹介がざっくりしすぎてませんか。というか四英雄と呼ばれるのは続編のお話ではなかったでしたっけ」
たちき「そもそも、パーティーメンバーにソーディアンマスターが五人いるのに、なんで四英雄なんでしたっけ。あと一人は……」
シャール「いきなりその話題に触れますか。大丈夫ですか」
たちき「まあもったいぶって先送りしても、いつかはこの話題に触れなきゃですしね、デスティニーについて語るなら」
シャール「なら聞きますが……あのシーンはどう思いますか?」
たちき「確か、第2部の序盤でしたっけ。うろ覚えで書いてるので違ったらすみません。そこまでに伏線はあったはずですけど、でもまさかここでという突然の戦闘で、終わったら洞窟が、リオンが……という展開で、ルーティの関係とかスタンへの言葉とか、緑川さんのあの声であのセリフで」
シャール「……たちき、泣いてるんですか」
たちき「ゲームで泣くこと、よくあるんですけど。あのシーンでも泣いたし、泣いてたからしばらくプレイできなかったんですけど……まさか今、これ書いててあのシーン思い出しながら、思い出し泣きするとは自分でも思わなかった」
シャール「そうですよね。一生懸命育てたキャラがパーティー離脱してしまうのは残念ですよね」
たちき「いや、無理に笑わそうとしなくていいですよ。でもありがと。ちょっと落ち着きました」
シャール「続きは明日にしますか?」
たちき「そうします。物語ではなくシステム系のお話しましょう」