シャールとRPG30

たちき「年下というか、守ってあげたくなる系の女の子が好きなのですが、それはそれとして、グリューネさんにギュッと抱きしめられたいです。きっと嬉しさと恥ずかしさで走り出しちゃいます」
シャール「それ、モーゼスさんじゃないですか」
たちき「あのシーンのモーゼス、羨まし……気持ちわかります。叫びながら走り出したくなりますよね」
シャール「なんの話ですか」
たちき「そしてレジェンディアの面白キャラナンバーワンといえばやっぱりミミーでしょう」
シャール「パン沙雨でおなじみのミミー・ブレッドさんですね」
たちき「僕にレジェンディアを教えてくれた先輩は言いました。レジェンディアは、ミミーに会うために旅をしているのだと。納得です」
シャール「気持ちはわかりますけど、さすがに言い過ぎではないですか」
たちき「ああいうネタキャラとのネタ会話を考えつく人って、普段どういう思考してるか気になります。すごいですよね」
シャール「ミミーには会えない場合もあるんでしたっけ」
たちき「そうです。ミミーとの会話に必要なメンバーがパーティーにいないと、レシピだけそっと置かれて会話が発生しないので、ミミーに話しかける時はなるべく全員揃ってるときのほうがいいですね」
シャール「なんのアドバイスですか」
たちき「ミミーに会うために必要なことですから」
シャール「ちなみに、レジェンディアはどういうお話だったか覚えてますか?」
たちき「だから、ミミーに会うために……」
シャール「真面目な答えをお願いします」
たちき「……えっと、頑張って思い出しますね。大きく分けると二部構成で、前半はセネルとシャーリィ、そしてステラを巡るお話で、後半は各キャラクターの過去や現在の問題に向き合いながら探求していくキャラクタークエストと呼ばれる物語だったかと」
シャール「ラスボスは?」
たちき「ネタバレになるからあまり言わないでおきますが、ひとこと言っていいですか」
シャール「どうぞ」
たちき「仮面付けてもバレバレですよ!」
シャール「名前がシュバルツだと、わかる人はわかってしまいそうな伏線でしたね。ちなみに、グリューネという名前の意味は知ってましたか?」
たちき「当時は知りませんでした。ヴァイスなら知ってたんですけどね」
シャール「子安さんですね」
たちき「なんの話ですか。話逸れてますよ」
シャール「たちきがヴァイスとか言い出したからです」
たちき「クリア後に意味を調べて、なるほどと思いました」
シャール「たちきの好きな名前だったわけですね」
たちき「無意識に惹かれてたわけですね、グリューネさんに」