シャールとRPG11

シャール「ストーリーやキャラクターは覚えてます?」
たちき「実は若干忘れかけてますが……確かクリスタルを巡るお話で、冒頭で主人公が女の子と記憶喪失のおじさんに出会って、そのあと海賊の頭領も仲間になって、四人で冒険するお話って感じでしょうか」
シャール「だいたいあってる……のかしら?」
たちき「だから、パーティーの中で紅一点のレナちゃん、貴重なヒロイン要員でしたね。可愛かったです」
シャール「待ってください。海賊のファリスさんて実は……」
たちき「ネタバレ発言禁止ですよ!」
シャール「いえいえ、実は女の子ってかなり序盤でバレますし、もう一つの秘密に比べたら全然……」
たちき「そういう言い方したら、秘密があるキャラだってばれちゃうじゃないですか」
シャール「秘密がある女の子のほうが魅力的だと思いませんか?」
たちき「そうですけど。それ以上はネタバレやめてくださいね」
シャール「では、途中でガラフさんからクルルちゃんにバトンタッチするのも言わないほうがいいですか?」
たちき「もう言っちゃってるし!」
シャール「最終的に、主人公以外全員女の子のハーレムパーティーになるんですよね。うらやましいですか?」
たちき「どんな質問ですか」
シャール「では質問を変えますけど、行動力もあって正統派可愛い系お姫様のレナ、ああ見えてデレたらめちゃくちゃ可愛いかもしれないファリスさん、妹にしても恋人にしても『お兄ちゃん』て呼んでくれると嬉しいでおなじみのクルルちゃん、たちきの一番好みの女の子は誰ですか?」
たちき「三人目が意味不明ですけど……みんな可愛いから選びづらいですね」
シャール「優柔不断ですね。直感でいいんですよ」
たちき「なら……とりま、レナで」
シャール「意外ですね。てっきりクルルちゃんを選ぶと思ってました」
たちき「僕をどんな風に見てるのか気になりますが。ただ、当時のゲームは声がなかったので、声優さん次第で好みが変わる可能性もあります」
シャール「ファリスさんも、声を聞けば女か男かすぐにわかったかもしれませんね」
たちき「そうですね」