たちき「もう一つ印象的なエピソードといえば……」
シャール「何かありますか?」
たちき「子供時代に、主人公の家の近くに、どう見ても主人公の成長した姿のキャラクターがいるんですよね」
シャール「妖精の国に行く前あたりですね」
たちき「実は話しかけなくても問題ないんですが、一度話しかけると『ゴールドオーブをちょっと見せてくれないか』と言われて……」
シャール「確か『いいえ』を選んでも逃げられないんでしたっけ」
たちき「そうです。結局ゴールドオーブを見せることになりますが、相手からしたらゴールドオーブが手に入らないと大変なので。ちなみに小説版では、大人になった主人公とパパスがお酒を飲み交わす場面があるのですが、本当のことを語れない葛藤が……」
シャール「いえ『僕はあなたの息子です』って語ってましたよ。ただパパスが信じなかっただけです」
たちき「そうでした。まあ成長した息子が未来からやってきたと言っても信じないのは仕方ないですかね。小説版の話題が出たついでにそちらのお話も。全3巻にうまくまとめられていて、パパスとラインハット王の関係や会話、ピエールの生い立ち、イブールの過去など、ゲームとは違う視点の物語もありつつ、でもゲームとは矛盾しない良アレンジのストーリーになっている、非常によくできた内容だと思います」
シャール「前回のドラクエ4の小説に続き、ベタ褒めですね」
たちき「書いてる方は同じです。初プレイは確か本名でやりましたけど、二周目はリュカにした覚えも」
シャール「では息子と娘も小説準拠の名前に?」
たちき「そうしたかったんですけど、当時のドラクエの名前は濁点や半濁点が一文字にカウントされるので、息子のティミーは入力できても娘のポピーはだめなんですよね」
シャール「じゃあ他の名前にしたんですか?」
たちき「何にしたんだっけと考えてたら今思い出しました。小説版の娘の正式名が確か、ポピレア・エル・シ・グランバニアだったので、エルシにしたはず」
シャール「そこを付けちゃいましたか」
たちき「なんとなく。なので小説準拠でその名前を付ける関係で、二周目なのにまたビアンカを選んで……ていうか、フローラを選んだ覚えがないんですけど。三周目はやらなかったのかな、自分」
シャール「フローラだと、ビアンカより少し使い勝手がいい魔法を覚えますよね」
たちき「確か、フローラにはベホイミとイオナズンがあった気がしますが……使った覚えがないです」
シャール「リメイク版にはもう一人お嫁さん候補もいますが」
たちき「好みじゃないのでスルーします。ていうかスーファミ版しかやってないので」