シャールと創作活動53

シャール「ところで、具体的にどう書くつもりですか?」
たちき「どう、とは?」
シャール「パソコンで書いてアップするのか、それともいつものブログ更新のように携帯電話で書くのか」
たちき「いや、小説を携帯電話で書くとか無理でしょ」
シャール「そんなことはありませんよ。二十年くらい前から、携帯電話で小説を書く、いわゆるケータイ小説というのはありましたし」
たちき「あ、そっか。そう言われれば確かに」
シャール「それに今は、スマホタブレットで長文書くのもあたり前の時代ですし」
たちき「そういえば、某有名なろう系小説のあとがきでも、タイトル通り(?)スマートフォンで書いてます、みたいに言ってた気がしますね」
シャール「たちきも、一つSIMなしスマホ持ってましたよね? 遊ばせておくのももったいないし、あれで書いてみては?」
たちき「実は書こうとしたことあるんですけど、書いたあと読み返すのが大変であきらめました。画面の大きさ的にも、やっぱり僕はパソコンで書きたい派ですね」
シャール「ということは携帯電話で書くのもダメということですか?」
たちき「章ごとっていうか、もっと細かく区切って、いつもの更新みたいに毎日約1000文字くらいならなんとかなりそうですが、そういう書き方はしたことないのでなんとも……」
シャール「とりあえず毎日少しずつ書いておいて、できたとこで区切りのいいとこでアップするのは?」
たちき「そうですね。短編まるまる一つを、一つのブログ記事としてアップするのも分量的に現実的ではないので、確かに区切る必要はありそうですし。携帯電話からにしてもパソコンからにしても、そのやり方でちょっと考えてみますか」
シャール「ちなみに登場キャラは決まりました?」
たちき「セリフ付きのモブはなしで、キャラクターは二人だけの登場になります。メインのうち一人は昨日シャールが言った通り、歌うことに悩む少女フィーネと、もう一人は昨日書いた通り、異世界からの来訪者、電子の歌姫こと初音ミクさんをゲスト登場させる予定です」
シャール「人気キャラの力を借りるとか、あざといですね」
たちき「シャールが昨日言い出したことだから! 僕は乗せられただけなんだからね!」
シャール「あとはバイオリンについて触れるって言ってましたけど、たちきってバイオリンのことわかるんですか?」
たちき「さっぱりですね。ただ、話の展開的に、歌いながら弾くのは無理っていう楽器を選んだだけです」
シャール「なら、他の楽器でもよかったのでは? 金管楽器木管楽器、笛系とか」
たちき「実はですね、初音ミクでヴァイオリンといったらすごい有名な動画があるんです。何年も前にあれを初めてて見た時、これはすごい、話題にしたい、いつか語りたい、と思いまして」
シャール「それは知りませんでした。ちょっとググってきます」
たちき「びっくりしますよ」