シャールと創作活動50

たちき「さて、実は昨日の更新の際に、エターナルミュージックデュエットの設定やあらすじや第一章の書きかけのファイルを久しぶりに開いたのですが」
シャール「え、もう書き始めてたんですか?」
たちき「何年も前から書き始めてはいました。ただ止まってるだけです」
シャール「なら再開も早いじゃないですか。すぐに、今すぐに続き書いてください。ブログにアップです!」
たちき「その前に、あと一つだけ問題点が発覚しました」
シャール「またですか。ここまできたら何を聞いても驚きも呆れもしませんから、早いとこ問題を解決して進めましょう」
たちき「背中を押してくれるのは嬉しいんですが、実はこの問題点、割と最近発覚しまして。むしろ、なぜ今までそこに気付かなかったのか自分……」
シャール「どんな問題点ですか?」
たちき「この世界における、作詞作曲の概念です」
シャール「専門の作詞家・作曲家さんがいるんじゃないですか?」
たちき「うーん、やっぱりそれが一般的ですよね。でも、もともとRPGとして作り始めて、途中でアルトネリコとかの詩(うた)魔法とかを参考にしちゃったから……」
シャール「普通のRPGだと、レベルアップで魔法を覚えるし、アルトネリコだと作中イベントで歌を覚えますよね。確か心の護の解放や体のとある部分へのインストール、でしたっけ」
たちき「うろ覚えですがそんな感じだったかと。つまり、ゲームとかだと新しい歌を歌う場面でも、じゃあ誰かに歌詞を書いてもらうとか作曲してもらうとかってあんまりならなそうでむしろ歌を探しに行こうってなるけど、小説だとしたら?」
シャール「なるほど。たちきの疑問点がわかった気がします。ざっくりでいいので、何か考えはなかったんですか?」
たちき「魔法を使うのに歌や演奏でっていうのが大前提で、例えば特定のフレーズを4拍子2小節歌うと炎の魔法、4小節になればより強い炎の魔法になる、とか」
シャール「確か魔法は光闇火水雷風土の7属性でしたよね。音階に合わせてCDEFGABと連動させるのはどうですか?」
たちき「それも少し考えましたが、使える属性が決まってるキャラだと毎回同じ音を使うことになって歌のバリエーションが減りそうだからやめました」
シャール「そう言われるとそうかもしれません。多属性キャラが有利な気がしますね」
たちき「あとは、バトル会場にメロディーなしのインストだけ流して、バトル中に各キャラのアドリブ歌唱も考えたんですが。相手の出方を見て途中で歌を変えたりアレンジしたり」
シャール「……歌う人の難易度高すぎませんか?」
たちき「そうですね。それに合わせる舞闘もですが、試合(?)で使う歌はやはりアドリブではなく、お互い前もって公開して練習する必要はありそうかなと」
シャール「それだと、毎回新しい歌を用意するよりは……」
たちき「そうなんです。既存の歌でいいじゃん、てなっちゃうんですよね。だから学園だけでなく街というか世界全体で、過去から現在までの曲や歌が図書館みたいなとこでデータベース化されていて、各ペア、各キャラはそこから自分達に合う曲を選ぶ、というのを考えてはいたんですが……」
シャール「が、ってことは、今は違うことを考えてるんですね」
たちき「新しい曲っていう概念がまったくないのもどうかなって思いまして。まあ既存曲はおそらく膨大な数あるので、作中本編で新しく曲を作る必要は多分ないんですけど、それでいいのかどうか悩みどこです」