シャールと創作活動45

シャール「ここまでをまとめると、たちきが書こうとしているエターナルミュージックデュエット(仮)は、音楽要素を取り入れた魔法もので、ファンタジー学園もので、各ペアごとの恋愛に重点を置いた群像劇、ということで合ってますか?」
たちき「合ってます」
シャール「ちょっと欲張りすぎてませんか? あんまり詰め込みすぎると、書ききれないどころか書き始められないまままた企画倒れになりますよ」
たちき「まあ実際、今までずっとそんな感じで書き始められないままだったので。まずは第一章だけでも書き上げたいですね」
シャール「何章予定ですか?」
たちき「それを語るには、ちょっとまだ喋りきれてない設定がありまして」
シャール「あ、わたしも気になってたとこがあるんですけど、先に質問いいですか?」
たちき「どうぞ」
シャール「男女四組の恋愛模様を群像劇で描くとのことですけど、最初の二人って双子、つまり兄妹ですよね。ということは禁断の愛の形……」
たちき「違います」
シャール「もしかして、ヨスガ的な?」
たちき「違いますってば! この二人は、当初の目的の母親の足跡を求めて村を出る、という部分を残しつつ、他のペアの恋愛模様に友達や後輩などとして絡みつつ、自身の成長と良いパートナーとして開花していく過程を描く予定です。このペアに限り、恋愛要素はないです。しいて言えば兄妹愛」
シャール「ざっくりですが、だいぶさわりの部分が見えてきましたね」
たちき「そんなわけで、双子ペアは故郷の村から都会の街へ旅立つとこまでが第一章です」
シャール「舞台は故郷の村と都会の街の二カ所ですか?」
たちき「そうです。都会の街に、世界有数の音楽奏士(ジアクト)養成学園があり、双子はそこに入学します。故郷と都会、二つの場所を舞台に描かれる、複雑に絡み合う……かもしれない人間関係と恋愛と音楽魔法バトルをテーマにした学園ファンタジー群像劇です」
シャール「だんだん分からなくなってきましたけど」
たちき「ついてきてくださいな。次回は各章のあらすじについてです」
シャール「それはネタバレになりません?」
たちき「ネタバレにならない程度に語りたいです」