シャールとテニス

シャール「ってことでどうですか?」
たちき「なるほど、テニスについてですか。いいですね。テニストークしたいです」
シャール「そう思いました。わたし、空気読むの得意なんです」
たちき「それは初耳ですけど、テニスはほんと好きなんで、語りたいというかやりたいです」
シャール「一緒にテニスやってくれる相手はいないんですか?」
たちき「いたらやってますよ、休日に」
シャール「そうですよね、質問間違えました。えっと、一緒にテニスやってくれる女の子はいないんですか?」
たちき「だからいないって言ってるじゃないですか! なんで悪いほうへ言い直したんですか!」
シャール「そう聞く流れなかって思いまして。わたし、空気読める子なんで」
たちき「読めてないです。そこはもっと、ぼっちに対して気を遣ってほしかったです(;_;)」
シャール「ぼっちでもテニスはできるって、昔何かのに本に載ってませんでした? 必殺サーブ打ったり」
たちき「うちの側に海とかないんで。海風吹いてこないんで。でもあのサーブはちょっと興味ありますね」
シャール「なんの話ですか?」
たちき「シャールから振ってきた話なのに! ていうかその本、僕読んでないんで、詳しくはわからないです」
シャール「もっとテニスをテーマにした作品の話のほうがよかったですか?」
たちき「作品の話じゃなくてテニス自体の話をしたいんですけど!」