シャールと動画4

たちき「こういう動画見てると、自分も作って配信してみたくなります」
シャール「やってみればいいんじゃない?」
たちき「いやいや、動画配信黎明期ならまだしも、今から個人が配信開始するのはハードル高いでしょ」
シャール「収益化を目指そうと思ったらそりゃそうだけど、作って配信するのが目的なら別にいいんじゃない? 再生数って重要?」
たちき「それは……」
シャール「それ言ったら、オリジナルの小説書いてイベントで頒布するのだって同じじゃない? 誰かに読んで欲しいからサークル参加したとしても、最初からたくさん手にとってもらえるわけじゃない。でしょ?」
たちき「……まあ」
シャール「どちらにしても、一つ完成させないと話にならないわけだけど、たちきは過去に小説を作り上げてサークル参加したことがあるっていうのは大事なことだと思う」
たちき「あ、ありがとう」
シャール「その時は何を考えて作ってたの? 売れっ子同人作家になること? 小説家になること? それとも、まずは書きたいものを書くってこと?」
たちき「全部思ってたけど、最後のが一番かな」
シャール「だったら動画も同じでしょう! 作りたいものを作る! 再生回数なんか気にしないで、まずは作ればいいのよ!」
たちき「な、なるほど……。って、いやいやいや、なに、今日の話、急展開かつシリアスすぎてまったくついていけないんだけど」
シャール「明日からは、たちきの動画制作日記が始まります」
たちき「始まらないよ!?」