シャールとたちきの緑物語3

たちき「白を好きな期間は結構長かったかな。緑を好きになっても、白も好きだったし。今でも好きですし」
シャール「一応聞くけど、きっかけは?」
たちき「あるにはあるけど、説明しづらいんだよね」
シャール「この際だから全部聞く!」
たちき「白っていうか、正確には銀色に近い感じの白だったり、なんなら透明なものが好きになったりしたんだよね。水晶とか」
シャール「……わかった、昨日言ってた紫水晶(アメジスト)から、宝石や水晶に興味を持ったとか」
たちき「正解です。で、一番気に入った石がダイヤモンド。色のついてる石より、色のない(?)透明感ある色に惹かれて」
シャール「うんうん、わかるわかる。キレイな宝石に惹かれるのは共感できる」
たちき「そんな時に、某作品に登場した、幻の銀水晶がめちゃくちゃかっこよくて綺麗で」
シャール「……ん?」
たちき「家族旅行で行った先のお土産屋さんに寄った時は、思わず透明な水晶っぽい石が付いたキーホルダーを買ってもらったり」
シャール「待って待って。なんか今、気になる単語がなかった?」
たちき「幻の銀水晶ですか? あの作品だと主人公が何色担当か難しいとこですよね」
シャール「うん、いきなり話が変わって付いていけないんだけど」
たちき「だから最初に説明しづらいって言ったのに」
シャール「わかった、聞きます。どんどん続けて」
たちき「魔法とかのファンタジー要素がその頃から好きになって。炎なら赤、水なら青、みたいに、なんとなく決まった色があるじゃないですか」
シャール「そうね」
たちき「でも、雷とか風とか光とか、作品によって色が違う属性もあって」
シャール「……つまり、緑が好きなたちきは、木星さんが好きだったってこと?」
たちき「いえ、そういうのはさすがに色では決めません。好きなのは水星さんでした。が、途中からはほたるちゃん一択になりました」
シャール「ぼかしてあげたのにどうして土星さんだけ名前呼びなの」
たちき「だって……いやいや話が逸れるから戻して、つまり、白って主人公っぽい色だなって思ったんだよね」
シャール「戦隊ものだと主人公は赤だけど」
たちき「そのへんはもう卒業してたかな。ていうかもともと赤には興味なかったし」
シャール「そういえばそう言ってたね」
たちき「で、主人公といえば白で光で、みたいなのがマイブームになったのと……(続)」