シャールと麻雀14

たちき「ま、まあ、みんながこのブログ読んでるわけじゃないし、大丈夫でしょう」
シャール「ならいいんですけど、そういう時に限って――」
たちき「やめてやめて。フラグ立てないで。そそそ、それよりも週末までにやることがあるんですよ」
シャール「なんですか? ルールの再確認ですか?」
たちき「そうそう、いつ槓してもいいように、70符や80符の飜数計算を……て、なんでやねん」
シャール「また微妙なノリツッコミですね」
たちき「そうじゃなくて、まずは能力の防ぎ方やかわし方を再確認するために、『咲』を見返さないと」
シャール「は?」
たちき「マンガや録り溜めたアニメを見て、あの能力へはこう対処、その能力へはこう対処、みたいに……」
シャール「ですから、たちきの周りに能力使いがいるのかっていう前提がですね」
たちき「そしてそこで決めセリフ、『なんやこの卓、思った以上に化け物だらけやないか。普通の麻雀させてーな』を呟きながら、こちらは能力を使わずになんだかんだでかっこよく上がる……」
シャール「いえ、それは和(のどか)さんじゃなくて末原さんの打ち回しでは……って聞いてませんね」
たちき「(独り言)いける、いけますよ。にゅふふふ。そう、僕の理想としてはのどかちゃんのように堅実に打ちつつ末原ちゃんのように相手をよく見つつ、あわよくば自分だけのたちき打ちを構築すること。面前からリーチ裏ドラを狙いつつ鳴いてカンして嶺上を狙いつつ時にははったりでテンパイしてないのにテンパイ気配を出して他家にプレッシャーをかけつつ……」
シャール「うーん、ダメそうな気がしてきましたね」