シャールと紅茶3

たちき「一時期は、家で煎れる紅茶にハマってました」
シャール「あ、良かった。紅茶の話題に戻りましたね」
たちき「大学時代の先輩や後輩の部屋に遊びに行くと、そういう紅茶でもてなしてくれて、これがまたおいしい。そしてたくさん種類があって楽しい」
シャール「銘柄とかは覚えてますか? わたくし、気になります」
たちき「銘柄というか、ルピシアというお店の紅茶がブームでしたね。だから僕も、一人暮らしをしたらまずはポットとかマグカップとか、紅茶を煎れるものを揃え……」
シャール「ティーカップではなくマグカップだったんですか?」
たちき「諸事情で、部屋にマグカップがたくさんあったのです。そういえばティーカップは自分で買った覚えがないような」
シャール「そんな状態で、家で煎れる紅茶について語れると思ってるんですか?」
たちき「まあ、それに関してはちょっと面目なく。反論できませんが」
シャール「わたくしだったら、もっと上手に煎れられます。今度やらせてください」
たちき「残念ながら、もう十年近く、家で紅茶を煎れてません。ブームが過ぎて」
シャール「……そうですか。残念です」
たちき「で、次の紅茶ブームですが(続)」