シャールとカラオケ

たちき「最近、歌の話題ばっかりだったのもあって、久しぶりにカラオケに行きたくなってきたかも」
シャール「いいじゃない、行ってくれば? ひとカラ」
たちき「なぜひとカラと決めつけるのかな?」
シャール「だって、誰かと一緒に行くとしたら何を歌うつもりなの?」
たちき「…………はやりの無難なポップスとか」
シャール「そんなのまったく知らないでしょう。どうせアニソンかボカロで、しかも昔の歌ばっかりでしょう」
たちき「まあ、そうなんですけどね。一人のほうが気兼ねなく歌えるし、料金的にもオトクだし」
シャール「そういえばずいぶん行ってないわよね。せっかく近所にあるのに」
たちき「近所の某カラオケチェーン店なら、例の閉店ラッシュでなくなりましたよ」
シャール「でもそのあと空きテナントに入ったのもカラオケ屋なんでしょ?」
たちき「まあね。行ったことないけど」
シャール「個室で歌いながら踊ってみたの練習してくればいいじゃない」
たちき「だから踊らないから!」