シャールと佰物語アナザー・社会科見学

シャール「社会科見学ってなんなのよ」
たちき「えっと、詳細はググってもらうとして、僕の認識では国会議事堂や地元の史跡みたいな社会科の授業で習うとこに、座学だけじゃなくて実際に行って見学しよう、みたいな授業の一環、て感じかと」
シャール「国会議事堂行ったの?」
たちき「行った覚えがあるけど……あれは遠足の一環だったかな」
シャール「遠足と社会科見学じゃあ全然違くない?」
たちき「お弁当持って学年単位でバスで行くってとこは同じだし、子供の頃はどっちでもよかったかな。でも博物館とかも昔から好きでしたよ」
シャール「地元の史跡とかも行ったの?」
たちき「うん。地元は古墳とかが多くて、恒例行事だったみたい。ちなみに班分けに嬉し恥ずかしエピソードがあるんですけど省略します」
シャール「ダメです。今日は話してもらいます」
たちき「え〜」
シャール「いいから」
たちき「えっと、班分けはまず男女別に2人か3人のグループを作って、男子はシャイだろうから女子がどの男子チームがいいかを選ぶ形式にってその時の担任の先生がして」
シャール「それ、選ばれなかったチームかわいそうでしょ」
たちき「ほんとだよね。なんて無謀なって今なら思うけど、幸い僕が組んだ男子はクラス1の人気ものだったのもあって、二つの女子グループから指名が! じゃんけんになったんだけど、そのうちの一つのグループには僕の大好きな子がいたから、心の中ではそっちのグループが勝つようにめっちゃ祈ってました」
シャール「結果は?」
たちき「僕の望んだ結末に。ちなみに女子グループのあとの二人もめっちゃ可愛い子達で、社会科見学がもうほんと楽しみで楽しみで」
シャール「……でもたちきの今までの佰物語を聞いてる限り、その子と進展があったわけじゃないのよね」
たちき「……はい、片思いのままです。実家にはまだ、あの時の5人で撮った班の写真、あるのかなあ(遠い目)」