シャールと佰物語・文化祭

シャール「文化祭ってどこの学校でもやるものなの?」
たちき「普通はそうかもだけど、中学校一年の時はいかにも文化祭ってのはなかった。合唱コンクールやったりする日だったかな」
シャール「それ文化祭っていうの?」
たちき「さあ。一年でそういうのを体験しちゃうと、文化祭ってそういうものだと思っちゃうよね。でも読んでたマンガとかではもっと自由な感じだったわけですよ。焼きそばとか喫茶店とか」
シャール「文化祭実行委員になってそういうのを提案してみたらいいんじゃない?」
たちき「そこまでは別に。でも三年の時は、飲食系こそなかったものの、クラス単位でいろいろやる形式になった」
シャール「たちきのクラスは何をしたの?」
たちき「教室がスタート兼ゴールで、校内六ヶ所に置いたクイズスポットを巡ってクイズに答えてスタンプ集めてきてね、みたいな」
シャール「その六ヶ所は無人なの? ていうかどこなのよ。空き教室とか?」
たちき「有人で、僕達のクラスが交代でクイズ係やってました。場所は屋上へいく階段踊り場とか、渡り廊下の隅っことか、結構あちこち。今思うとよく申請通ったよね。ちなみに午前の客入りはぼちぼちだったけど、午後はどこのクイズスポットも行列ができてました」
シャール「すごいじゃない」
たちき「まあ、速さを競うタイムアタックじゃないから、他のクラス回るついででもクイズできるからね。辺鄙な場所にあるクイズスポットを探すのも結構面白かったみたいで」
シャール「じゃあ次は高校の文化祭」
たちき「あんまり覚えてなくて、うちのクラスはよくわからない展示やってたから、隣のクラスの友人がやってたタロット占いの助手やってました」
シャール「意味わからない。なら大学は?」
たちき「もっと覚えてない。そもそも文化祭あったっけ?」
シャール「こらこら」