シャールと佰物語・黒板

たちき「黒板て学校独特の文化だよね」
シャール「他の場所にはないの?」
たちき「塾、くらいじゃない? あとはホワイトボードになっちゃうんだよね」
シャール「ふーん、なんでなのかしらね。ホワイトボードだと黒ペンが高いからとか」
たちき「どうしてなんだろうね。当たり前のことすぎて今まで疑問に思わなかったくらいだから」
シャール「そういうものなのね。さて黒板に相合い傘を書いたエピソードは?」
たちき「なんでピンポイントに相合い傘? そういうのはあんまりなかったよ」
シャール「え〜、日直の名前のとこにさりげなく相合い傘を書くのがお約束なんじゃないの?」
たちき「だからそれは二次元のお話。リアルでは……あんまりないんだってば」
シャール「あれ? あんまりってことはもしかして」
たちき「黒板といえばチョーク。新品のチョークを割っちゃうと気まずいし、結構手が汚れるんだよね。あとは窓際で黒板消しをぱふぱふ叩いて風が教室内に吹き込んできた時はいろいろやばいよね」
シャール「また急に話そらして。わかってたけどさ」
たちき「まあ、好きな人との相合い傘書くのは基本ということで」
シャール「さっきと言ってること違うじゃない!」