シャールと佰物語・階段

たちき「小学校の階段て、段の高さっていうのかな、あれ、一段一段が低く作られてるよね」
シャール「そりゃまあ、小学生に合わせて造られてるんだし、当たり前じゃない?」
たちき「小学生の時はそういうものだから気づかなかったけど、大人になってから久しぶりに小学校行った時に、階段こんなんだっけ、って上りづらくて気づいた」
シャール「小学校以外でもショッピングモールや駅とか、他の建物の比べれば階段の違いって気づくんじゃないの?」
たちき「小学校の頃はショッピングモールなんてなかったし、階段やエスカレーターのあるような駅に行く機会もなかなかないから、比べようがなかったんだよ。だから小学校勤務の先生とか、大人にはあの階段は上り下りしづらいだろうなとか思ってみたり」
シャール「でも、それこそ毎日上り下りしてればあの段差に慣れるんじゃない?」
たちき「あ、それもそうか」
シャール「ちなみにたちきは日常的に階段使ってる?」
たちき「階段とエスカレーターが並んでるとこなら、なるべく階段選んでます。少しでも運動と思って」
シャール「その割に毎朝駅で使うのはエスカレーターよね」
たちき「ぎくっ。まあ朝から疲れを残すのはね。だから同じ場所で、帰りは階段使ってるでしょ」
シャール「だってあの駅、下りのエスカレーターないじゃない」
たちき「階段を使ってほしいから、あえて造らなかったんじゃないの? ちなみにエレベーターはあるのでご心配なく」
シャール「誰に言ってるの?」