シャールと佰物語・通知表

シャール「小学校の通知表、覚えてる?」
たちき「確か三段階評価で、『たいへんよい』『よい』『どりょくしよう』みたいな感じだったかな。いや三つ目は『がんばろう』だったかも。よく覚えてないけど」
シャール「どういう基準なのかしらね。相対評価なら、全員が『たいへんよい』にならないし、やっぱり絶対評価だったの?」
たちき「さあ。わからないけど。それより、先生は生徒全員に所感ていうの? 学期ごとのコメント書いてくれるんだけど、全員分書くのって大変だろうなとかは思った。ある程度前から準備しないとだろうし」
シャール「親には毎回見せてたの?」
たちき「ちゃんと見せてたよ。小中高ずっと」
シャール「中学校からは5段階評価?」
たちき「だったかな? 中学校の時は、1と2はなかったはず……確か」
シャール「てことは高校は……」
たちき「いろいろあったんですよ」
シャール「詳しくは聞かないけど。他に何かエピソードは?」
たちき「今回は特にないかな」
シャール「まあたまにはそんな結論でもしょうがないわね」