シャールと佰物語・登下校

たちき「小学校は歩きで、中学校から自転車だったんだけどさ。自転車は家から学校まで2キロ以上なんだけど、ラッキーなことに2キロちょっとだったんだよね」
シャール「いい距離だったのね」
たちき「ちなみに高校もそんなに遠くなくて自転車での登下校。冬は行きも帰りも向かい風っていう微妙な方角だったのを覚えてる。頑張って漕いだよ」
シャール「大学は車?」
たちき「車で通う前の半年くらいは自転車。市内だからなんとかね」
シャール「小学校は集団登校ってのがあるのよね」
たちき「そうそう、毎朝近所の児童と一緒に行くんだけど、今思えばもっとフラグ立てておけばよかったよね」
シャール「何を言ってるの?」
たちき「年上のお姉さんとか、年下の女の子とか。仲良くしとけば幼なじみを作れたんじゃないかなって」
シャール「同級生の女の子は?」
たちき「近所にいなかった」
シャール「それは残念」
たちき「そういえば週休二日で土曜が休みになる前は、集団下校ってのもあったはず。今はそういうのないのかなあ」
シャール「今の子たちは不審者対策とかで、黄色い腕章を付けた地域の人に見守られながら集団下校してるみたいね」
たちき「せちがらい世の中だけど……集団下校で頑張って幼なじみを作ってほしいよね、僕の分まで」
シャール「だから何を言ってるのよ」