シャールと佰物語・家庭科

たちき「家庭科の授業ってあまり覚えてないかも。調理実習とか裁縫で何かを縫ったりとか。あ、ミシンも使ったっけ」
シャール「ずっと何か作るわけじゃないでしょうし、座学の内容を覚えてないってこと?」
たちき「栄養素とか、洗濯の時の注意や記号についてとかやったような? 衣食住……にしては『住』って何をやったのか」
シャール「つまりお料理とかお洗濯とかお掃除とかお裁縫とかの経験実習と知識学習。生活スキルのレベルアップの授業なんじゃない?」
たちき「なんでわざわざ『お』を付けたのか気になるけど、まあそうなのかな。ちなみに僕は料理好きですし、洗濯はまあ必要だからやるし、裁縫っていうかボタン付けくらいならできます」
シャール「お掃除は?」
たちき「……苦手です。散らかしちゃってます」
シャール「一番必要なスキルだと思うけど、残念ね」
たちき「料理と洗濯ができれば一人暮らしはできますから」
シャール「ちなみに家庭科で裁縫に目覚めた人が、趣味でお洋服の自作に励むようになるのかしらね」
たちき「いやそれは多分違うんじゃないかな。あれはキャラへの愛がないと作れないと思うけど。趣味が高じて裁縫に目覚めるんじゃない?」
シャール「たちきも一時期作ろうとしてたもんね」
たちき「ちょ、ここでそんなことばらさないで!」