シャールと佰物語・美術

たちき「美術は好きでも嫌いでもなかったけど、今思うと一つ疑問がある」
シャール「人は何故絵を描くのか、とか?」
たちき「なんでやねん。て思わず関西弁ツッコミしちゃったけどそうじゃなくてさ。小学校は美術じゃなくて図画工作っていう名前なんだよね。やってることはだいたい同じはずだけど算数と数学みたいに、科目の名前が変わるのは何か意味があるのかなって」
シャール「また難しいことを疑問に思っちゃったわね」
たちき「思っちゃいました。そういうのが気になるお年頃なんで」
シャール「図画は絵を描くこと、工作は何か立体的なものを作ることよね。美術は絵画や造形って考えると、確かに同じような内容なのかも?」
たちき「でしょう。しかも大学になると今度は美術から芸術って名前を変えるんだよ。不思議だよね。まあ今は特に仮説立たり理由を考えたりしないけど、気にはなるかな。いつか説き明かしたいですね」
シャール「中学や高校の美術の先生に聞いてみれば?」
たちき「中学の時の美術の先生は……にへへ」
シャール「うわっ、なんかにやけてる。さては若くてスタイルのいい新任の先生が部活の副顧問になったりしたんでしょ」
たちき「ピンポイントすぎる!?」
シャール「で、最後くらいは真面目に美術についてなんか語ることないの? 賞をとったとかこういう授業が面白かったとか」
たちき「美術っていうか芸術で一番印象に残ってることといえば、GA芸術科アートデザインクラスっていう四コマまんがかな。面白いのはもちろん勉強にもなるしテンポのいいやり取りやメリハリのあるストーリー、魅力的なキャラクターや季節に合わせた芸術ネタ、章と章の間の小話など見所満載! オススメです」
シャール「まさかの宣伝!?」