シャールと佰物語・書道

シャール「書道についてとか、たちきが語ることないでしょ」
たちき「なんで決めつけるのさ」
シャール「だってたちきの字って……ねえ」
たちき「くっ、否定も反論もできないけど、一応少し語らせてください」
シャール「どうぞ?」
たちき「習字はならってなかった。小三から始まった習字の授業は、正直面倒でした。墨を洗ったりするのとか」
シャール「それで?」
たちき「僕の日常の字はアレだけど、習字はまあさすがにゆっくり書くから成績でいえば常に3とかでしたよ。でも一度だけ4を取ったときもあってさ」
シャール「どういう時?」
たちき「行書の授業です」
シャール「……納得」
たちき「まあ中学の書道はそれくらいしか覚えてないし、高校では多分書道やらなかった……はず」
シャール「だからなんでいつも高校の出来事が一番曖昧なのよ」