シャールと佰物語・体育

たちき「体育は苦手っていうか、運動神経は人並みか人並み以下って感じなんだよね」
シャール「あら意外。運動できそうな体してるけど」
たちき「少なくとも小学校では、ダメなほうでしたよ。50mのタイムも遅かったし。スポーツテストも中の下くらい。中学でまあまあ普通くらいにはなったけど、まあ決してよくはないかな」
シャール「悪くもないってこと?」
たちき「です。通知表では体育はずーっと3、みたいな」
シャール「得意分野とかは?」
たちき「実はマラソンは嫌いじゃなくて、小学校の時も真ん中以上の順位だったかな。中学高校は順位じゃなくて、一定のペースで走ることを意識するようになって、リズムや呼吸を工夫したりして、結果的にまあまあな順位というね」
シャール「確かに持久力なら、必要なのは運動神経というより根性とか粘り強さだもんね。女の子の応援があればがんばれそう」
たちき「そんな不純な動機で頑張ってないけど。あとは、マットと跳び箱は大得意でした。あれは楽しかったな。今でも側転とか伸膝前転とか台上前転くらいならできるかなあ」
シャール「鉄棒は?」
たちき「小学校の時は苦手だったけど、こうもり飛びがブームになってそれはできた。あと飛行機飛び」
シャール「なかなかアグレッシブじゃない」
たちき「あと印象に残ってるのは武道かな。中学は全員柔道だったけど、高校は柔道剣道選べたから、迷いなく剣道選んだ。やっぱり武器持ったほうがかっこいいし」
シャール「なんという中二思考……」
たちき「女子にはダンスっていうのがあるらしいんだけど、あれって何をやるんだろうね」
シャール「それ、女子には聞かないほうがいいらしいわよ」