シャールと佰物語・社会

たちき「社会はちょっと極端で、歴史分野の一つ、日本史は大好きだったけど、世界史や地理、公民分野は苦手だったんだよね」
シャール「日本史特化なのね。何か理由が?」
たちき「昨日の算数と同じで、まんがかな。親が買ったまんが日本の歴史が家にあって、小さい頃からずっと読んでたから、人物とか出来事をまんがで覚えてる。ぶっちゃけ、高校まで日本史は勉強しなくてもまんがでだいたい復習できてたよ。テスト前に年号を確認したくらいかな。語呂合わせとか」
シャール「まんがってすごいわね」
たちき「ほんとそう思う。中一の二学期中間テストとか、社会で99点で学年一位取れてたし」
シャール「その1点は何を間違えたのか気になるわ」
たちき「テスト範囲がヨーロッパ地理と平安あたりの日本史で、間違えたのは地理の問題。石炭と鉄鉱石で悩んで、鉄鉱石と書いてしまったのはほんとに悔やまれます」
シャール「期末でリベンジしたんでしょ?」
たちき「一応学年一位だったけど、三問間違えて98点でした」
シャール「待って。計算合わないけど」
たちき「先生が問題作成をミスって、101点満点のテストを作っちゃったんだけど、満点はいなかったからそのまま採点したって言ってたよ。懐かしい。で、高校では当然日本史を選んで受験の武器になりましたとさ」
シャール「一年の時に、全員共通で受けてた世界史は赤点だったとか」
たちき「そんなこともありましたね。一応、まんが世界の歴史も読んだんだけど、日本史みたいに時系列で全部覚えるわけじゃないから、いつどこで何があってその頃あの国では何があって、みたいなのがわかりづらかったんだよね」