シャールと季節・秋の巻

たちき「秋といえば、方角は西、色は白、霊獣は白虎で、五行的には『金』ですね」
シャール「いきなりそれ!? 秋、あまり関係なくない?」
たちき「だって秋って他の季節に比べたら正直地味じゃないですか。語ることがあんまり……」
シャール「謝りなさい! 全力で秋と秋好きの人と秋生まれの人に!」
たちき「はい、ちょっと言い過ぎました。すみません。ちなみにわたくし山羊座なので、秋の星空はまあまあ好きです。神話関係でいろいろドラマがありますからね、秋の星座」
シャール「ほら、秋にもいいとこあるんだから、もっと語って語って。秋の夜空から話をふくらませて」
たちき「でも秋の星座は地味なのが多くてですね。一等星もフォーマルハウト一つしかないし。どうしても地味な印象が」
シャール「謝って! 秋の夜空と秋生まれの人に! なんでさっきから秋の印象が地味の一言なのよ! 他にはないの?」
たちき「えっと、じゃあ残暑さえ終われば暑くも寒くもなくいい季節だし、紅葉(こうよう)は綺麗だし、何より実りの秋の収穫、特に果物がおいしいですよね」
シャール「最初からそれ言えばいいじゃない」
たちき「それじゃ普通過ぎてつまらないでしょ。なんとかして面白い方向へもっていかないと」
シャール「明日が不安だわ」
たちき「四季シリーズラストはもちろん冬、ご期待ください?」