勇者といえば

だいぶ前にプレイした、『フツウノファンタジー』というゲームが面白かったのを思い出しました。普通に勇者が旅に出て、普通に仲間達と出会い、普通に魔王を倒す物語なのですが、とりあえずドラクエを知ってるとニヤリとできる小ネタ多数の内容になってます。
一例をあげると、勇者が民家からお金や物を盗んでも「この村の西には○○城があるぜ」としか言わない住人がいたり、村の入口を行ったり来たりして「ここは○○の村よ」としか言わない村人がいたり、戦闘がターン制だったり作戦があったり歩くときはなぜか一列だったり、勇者が雷の魔法を使ったり……ツッコミどこ満載です(笑)


簡単に物語を説明すると、主人公は新米魔王で、先代魔王の父親から魔王の座と人型魔導書リブラを受け継ぐのですが、リブラに「魔王様は勇者にさっくり倒されます」と予言され、なんとかするために魔王城で勇者を待つのではなく勇者に近づいて倒してしまおうとなったものの、勇者は死んでも生き返ったり順調に戦士や神官を仲間にしたりするのでちゃっかり四人目の仲間の魔法使いとなって勇者達と共に魔王(自分)討伐の旅に出るという超展開からスタートします。OPを挟んで、魔王四天王との戦闘やらサブクエストやらをこなしつつ、最終的に魔王城で自分が魔王と正体がばれて勇者達と戦うというとこまでが、なんと体験版でプレイできます。
あの場面で偽魔王を演じた某部下が「申し訳ありません、魔王様」って言わなければ主人公が魔王とバレなかったと思うんですけど(笑)


いやほんとあれは面白いですよ。勇者を語るのであればぜひプレイして欲しいゲームですね。